お薬を服用している時の飲酒について

一般的に、服薬の開始後は、医薬品が身体に対してどのように影響するかを確認するまで、飲酒量を減らすことが推奨されています。

 

アルコール飲料はカロリーが高いことが多く、減量に支障が出る可能性があります。さらに、アルコールは医薬の一般的な副作用として挙げられる吐き気や嘔吐、脱水症状を引き起こす可能性を高めます。 ジュニパープログラムで処方する医薬品は、胃からの排出を抑える作用があり、食べる量が減るため、体内におけるアルコールの吸収の仕方が変化する場合があります。アルコールを過剰に摂取すると、胃の動きが鈍くなり、それによっても吐き気や嘔吐などの副作用が発生する可能性が高くなります。

 

アルコールの摂取量に関しては、国が提示しているアルコール摂取のガイドラインに従うことを推奨しています。 厚生労働省の提唱する「21世紀における国民の健康づくり運動(健康日本21)」では「節度ある適度な飲酒」を呼びかけています。飲酒量の単位を理解し、自身のアルコールの摂取の習慣、飲酒量の見直しを行いましょう。

 

アルコールを慎重に摂取するために、次のことを取り入れてみてください。

  • 喉が渇いている時は、アルコールではなく水を飲むようにしましょう。
  • 低アルコールやライトビールはアルコール度数が低く、カロリーも低いため、通常のビールや低炭水化物ビールよりもおすすめです。
  • アルコールを摂取する際は、ゆっくり飲むように心がけて、飲む量に制限を設けてください。
  • 飲み物を混ぜる時は、ダイエットコーラ、ダイエットジンジャーエール、ダイエットトニックウォーター、ソーダ水などの低カロリーのものやダイエットミキサーがおすすめです。
  • 飲酒される際は、空腹時はやめて、食事や炭水化物を含む食品を必ず食べるようにしてください。

糖尿病患者のアルコール摂取に関しては、低血糖値のリスクを高める可能性があるため推奨されていません。

 

参考文献 アルコールと糖尿病 アルコールの消化管への影響